「洋っ」






























blue berry*kiss



























ソファに座ってのんびり、雑誌を読んでいたら、ドアから猫…いや、が入ってきた。





と声をかけようとした瞬間に、のキスで遮られた。
口の中に、甘ったるい匂いが広がる。




「…びっくりした?」




は、俺の膝の上に乗ったまま自分がキスしたくせに顔を赤くして俺に聞いた。
あー、上目遣いだけは頼むから辞めてくれ。理性が保てそうにない。




「した。…甘いんだけど」


「アメなめてたから。」


「何?」


「ブルーベリー」




目の健康でも狙ってるのか、コイツ。
ブルーベリーは美味しいけど、俺が思うにのほうが美味し…やめとこ。


は、体勢を変えてまた俺の膝の上に乗った。
今度は、も前を向いて、俺が後ろから抱きしめる形になる。









かるく囁いて、がこっちを向いた瞬間にまたキスをした。
はまた赤くなって、前を向いた。




「…オフ、いつまで?」


「明後日」


「じゃあちょっとしか居られないねー、ざんねーん!!!」




前を向いたまま、は足をぶらつかせた。
いや、そんな。バランス取れないし。




「うわっ」




がそのまま下に落ちて、俺もその上に。
うん、俗に言う「押し倒し」って感じになった。
が焦って逃げようとしたが、俺はの手首を掴んだ。
…細ぇ。ちゃんと食ってんのかよ…




「嫌、洋離して」


「いいじゃん、今日くらい。」


「明日も明後日もオフじゃん!!!」


「とりあえず今日出来る事は、と思って。」


「違う、なんか違うよ洋!!!」


「いいの。」








いただきます。












-END-










実質初めてになる洋兄の甘小説。
甘いの難しい…;ごめんね兄ちゃん。
愛は、愛はたっぷりあるのよ?(ウザ
文字色ね、実は黒じゃないんですよ。